2010年6月5日土曜日

ある照明屋の一日【黒澤の怪】 @安部


 
ブログ・ファンの皆さま、お久しぶりです。


近所では泣く子も黙ると評判の安部です。(←意味不明)



ある照明屋の一日シリーズ第二弾!

今日は会社訪問です。



お邪魔しましたのは、【黒澤フィルムスタジオ】さんの横浜倉庫です。

何故か全景の写真を忘れました。



バカでかい倉庫の中には、舞台照明とは一味違う機材達が整然と並ぶ姿は圧巻です。

当然、社員の皆さまの真面目さが良く伝わってくるきれいな倉庫です。



埼玉にある、どこかのバカ会社とはエライ違いです(←当然うちです)



さて、ここで何枚かの写真をご覧下さい。


tansu.JPG
inside.JPG























うちの会社ではツアー・タンスと呼ばれておりますが、ガムテ・ビニテはもちろん、

小物からプロテインやマイ・カップからエロ本までを積んで、機材と一緒に全国をまわる、

すなわち、小物整理ハード・ケースですが、これが黒澤さんには大量にあります。

 

大量にある事が驚くとこではないです。

 

数でいったら、30から40くらいはありますかね。

いや、もっと大量にありますわ。

 

これ全て、照明家と呼ばれる先生方の分、

ひとりひとつずつありまして、使わない時には黒澤さんで預かっております。 

 

まだ、ここでは驚かない。

 

まぁ、うちの会社も、うちの機材を良く使って頂いてる方の機材なんかは

預かっておりますので、それが黒澤さんの場合は多いかなぁと思う程度です。

 

しかし、驚きはここから・・・

 

この大量のタンスは、全て黒澤さんが照明家の皆さまに作ってあげた・・・

簡単に言えば、プレゼントした物だそうです。

 

ある程度、自分の所の機材を使うようになると、作ってあげるそうです。

・・・と言っても、1個が20万円そこらじゃ作れない品物ですよ!

 

もっと驚くのは、黒澤さんから言う前に、自分から「ボチボチ作ってよ」と

おっしゃる方も居るとか・・・

 

外側の色の好みはもちろん、中身も木目を生かした感じにしてとか

細かい希望まで叶えてあげるそうです。

 

いったい、いくらかかるんじゃい!

 

「安部さんも、そろそろ1個どうですか?」 と、冗談でも言われた時には、

丁重にお断りしました(笑)

 

黒澤さんには、世話にはなってても、世話した事など一度も無い身分ですからネ。

 

いやー、恐ろしい会社です。

黒澤フィルムスタジオ!!

 

でも、最後にこの会社が違った意味で恐ろしいと思ったのは、

女子トイレの入口にカギがかかってる事です。

 

なので、女子社員や来客の女性がお手洗いに行く場合は、

事前にカギを預かってからでないと、入口が開きません。

 

深い意味はありませんが(笑)、ナゼか怖い会社です。